ルートサイクロン・テクノロジーの秘密
ダイソンの掃除機がいつまでも吸引力が低下しないのは、ダイソン独自の特許技術であるルートサイクロンテクノロジーによって、ゴミやホコリを紙パックやフィルターといったものに頼らずに、150,000Gもの強力な遠心力によって空気から分離し、それを直接クリアビンの中に集めてしまうからなのです。
ダイソンの掃除機では、ルートサイクロンとコアセパレーターと呼ばれる外側と内側のサイクロンの間にある特殊なサイクロンを融合させています。これによって0.5ミクロンという超微粒子までも空気から分離することが可能となるのです。
このダイソンの最新技術は、その1回転において200もの超微粒子を処理する能力を持っています。ダイソンの掃除機に吸引されたホコリやゴミは、先ず500G程度の遠心力を持つ外側のサイクロンによって、クリアビンの中で分離されます。
綿ボコリやペットの毛といった大きなゴミは、空気と一緒に網目状シュラウドと通って分離されることになリ、クリアビンに集められます。
次の内側のサイクロンでは、さらに細かいゴミやホコリが空気から取り除かれます。そこでも取り除かれなかったミクロのゴミは、最後のサイクロンへ向かいます。最後のルートサイクロンは150,000Gもの遠心力でカビやバクテリアなどの微細なゴミを分離します。そして、最終的に排出される空気は、非常にクリーンなものとなるわけです。